福島県の県立医科大学では、25日、卒業式にあたる学位記授与式が行われ、およそ420人が医療の現場へと巣立ちました。

卒業生代表・保健科学部 鈴木陽大さん「ここで得た知識と経験が、医療人として社会に貢献するための力になると確信しています」

福島市の県立医科大学で行われた学位記授与式。今年は医学部と看護学部のほか、2021年に設立され、今年初めての卒業生となる保健科学部の学生、そして大学院生が学位記を受け取りました。

式では竹之下誠一学長が「型破りな思考でしなやかに学び続けてほしい」とはなむけの言葉を贈りました。

保健科学部の卒業生「中学生の頃から医療の道に憧れがあったので、今後自分が就職してからも、学生に医療の魅力を伝えられるような人になれたらいいなと思います」
医学部の卒業生「小児科の領域に行きたいと思っていて、どんな子どもたちにも生きるのが楽しいな、素敵だなと思ってもらえるような医療に携わりたい」

今年の卒業生・修了生423人のうち、県内の医療機関や医療施設に就職するのは6割ほどとなっています。卒業生たちは、研修を終えたあと、県内外の医療現場での活躍を目指します。