福島駅東口で進められている再開発ビルについて、福島市と地権者でつくる組合は、28日、詳細な計画を公表し、市議会に説明しました。

福島駅東口の再開発事業では、民間エリアと公共エリアの2つからなるビルを建設する計画が進められています。

地権者などで作る再開発組合と市は28日、建物の構造やデザインを具体的に示した基本設計を公表し、市議会の全員協議会で説明しました。全員協議会では、完成形に近いイメージが示されたほか、目玉の1つである「屋上広場」のレイアウト変更などについて、説明されました。

再開発組合事務局・清水慶太さん「ここだから来ていただける施設、あるいは福島を体感していただける施設を目指しています」

説明を聞いた議員からは、暑さを避ける日陰があるのかどうかや、街の活性化への効果について、質問が寄せられました。

福島市・木幡浩市長「(現時点で)先進的な最近成功しているようなものをこちらに取り込んでくることができたので、今後活用して人が集まってくればいいなと思う」

総事業費は最大で620億円程度が見込まれ、公共エリアなどにかかる市の支出は、当初の計画よりも80億円から110億円程度増える予定だということです。