コメの価格高騰が続く中、政府は14日、備蓄米の放出を発表しました。福島県民からは、安堵と不満の声があがっています。
新米が出たにもかかわらず、続いているコメの高騰。これを受けて、農林水産省は備蓄米21万トンの放出に向けた概要を公表しました。
江藤農林水産大臣「流通が滞っているこの状況をなんとしても改善したいという強い決意の数字だ」
備蓄米は全体でおよそ100万トンありますが、農水省はそのうち2割にあたる21万トンを市場に放出すると発表しました。最初は去年の秋に収穫した2024年産が10万トン、23年産が5万トン、あわせて15万トンを放出し、その後は市場の状況などを見ながら追加する考えです。
早ければ、3月下旬にも店頭に並びそうだという備蓄米。流通の円滑化を目的に備蓄米が放出されるのは、今回が初めてです。
平岡沙理アナウンサー「政府備蓄米の放出について、県民はどんな思いで受け止めているのでしょうか」
70代「やっぱり(備蓄米を)出してもらった方がいいと思いますよ。政府の対応が遅いと思いますよ」
70代「5キロ買って1か月は持たない。(コメの値段が)高いと感じる、去年と全然違う。(備蓄米放出は)遅い、あまりにも。分かっていない、一般庶民の気持ちを」
コメを販売する福島市の小売店でも、安心した半面、頭を悩ませることもあるといいます。
大文字米穀店・齋藤重徳代表「本音をいえば昨年のうちにやってほしかったというのはあるんですけど、でも今回決めてくれたことに関しては感謝している」
こちらの小売り店では、去年と比べて1キロあたり100円から150円ほど値上がりしていて、会津産こしひかりも例年のおよそ1.5倍の価格での販売となっています。
齋藤重徳代表「新米が出ても価格が下がらず、逆に上がってくるということもあったので、ちょっと対応に苦慮しているというのが正直なところです」
ただ、去年の夏に起きた「令和の米騒動」のように、専門店として、店頭からコメがなくならないようにしたいということです。










