去年7月、福島県広野町の港で潜水作業をしていた男性が死亡した事故で、安全対策が取られていなかった疑いで、男性が勤務していた会社と役員が書類送検されました。
去年7月、広野町にある広野火力発電所の専用港で、潜水して土砂の採取作業にあたっていた60代の潜水士の男性がおぼれて死亡しました。
労働基準監督署によりますと、安全管理を担当していた専務の男性は、死亡した男性に潜水作業当時、規則として定められていた浮力調整具や水深計、そして水中時計などをつけさせていなかった疑いが持たれています。
このため、労働基準監督署は14日、死亡した男性が勤務していた建設会社「潜水さかもと」と、専務の男性(43)を労働安全衛生法違反の疑いで書類送検しました。