22日朝、福島県のJR郡山駅前で、10代の女性が飲酒運転の車にはねられ死亡した事故で、逮捕された男は、事故前日の夜、郡山市内の飲食店で飲酒していたとみられることがわかりました。

この事故は、22日午前6時半ごろ、郡山市駅前1丁目の市道で、横断歩道を渡っていた大阪府の予備校生の女性が、軽乗用車にはねられ、死亡したものです。

警察は、軽乗用車を運転していた郡山市の会社員・池田怜平容疑者(34)を過失運転傷害と酒気帯び運転の疑いで現行犯逮捕しました。

池田容疑者は、防犯カメラの映像などから、赤信号を無視して横断歩道に進入し、女性をはねたとみられ、呼気からは基準を超えるアルコールが検出されました。

捜査関係者によりますと、池田容疑者は、事故前日の夜、郡山市内の飲食店で飲酒していたとみられることがわかり、警察が詳しい飲酒の時刻などを調べています。

また、池田容疑者は容疑を認め「申し訳ありません。取り返しのつかないことをしてしまった」と供述しているということです。

警察では、容疑を過失運転致死に切り替えて23日午後に送検し、事故の原因や飲酒の経緯などを捜査する方針です。