大部分の地域で避難指示が続く福島県双葉町で11日、二十歳の門出を祝う式典が開かれました。
式には震災当時、年長だった81人のうち12人が出席しました。町の8割以上が帰還困難区域の双葉町では、避難生活の長期化の影響で式典に出席する若者が減っています。今年度は中止が検討されましたが、開催を望む声が多く寄せられ、今回、実施に至りました。
仙台市在住 齊藤あづさん
「生まれた場所で式を迎えることができてとてもうれしい」
東京在住 新妻和樹さん
「今後自分も復興の一助になりたいと双葉町民としての責任感を強く感じた節目でした」
出席者は、ふるさとへの思いを胸に新たな一歩を踏み出しました。