福島第一原発で中断している燃料デブリの取り出しをめぐり、東京電力は、7日から、ミスのあったパイプの復旧作業を始めると明らかにしました。

福島第一原発2号機では、8月22日、溶け落ちた核燃料=燃料デブリの試験的取り出しに着手する予定でした。しかし、取り出し装置を押し込むパイプの順番にミスがあり、作業は中断されています。

東電は作業工程の確認や検証を進めていましたが、6日に完了し、7日から取り出し作業の再開に向け、押し込みパイプを復旧させると明らかにしました。

復旧作業は数日かかる見通しで、パイプを正しい順番に並び替えるほか、順番を間違えないよう、カラーテープを貼る対策をとるということです。