実際にある企業になりすましてメールを送り、個人情報を得ようとするいわゆる「フィッシング詐欺」が、福島県内でも増える傾向にあり、警察は注意を呼びかけています。

民間の会社などでつくるフィッシング対策協議会によりますと、実際にある企業になりすましてメールを送り、個人情報やクレジットカードなどの情報を得ようとするいわゆる「フィッシング詐欺」のメールなどは、今年7月、県内でおよそ17万8000件報告されています。これは前月と比べて3万件あまり、率にして20%あまり増えています。

中でも、大手宅配業者の配達を装い情報を聞き出そうとするケースが最も多く、また、ネット通販や電力会社、そしてクレジットカード会社などを装ったものも目立っています。

警察は、不審なメールなどは記されたリンク先をむやみにクリックしないよう呼びかけています。