アイガモが水田の雑草を食べるアイガモ農法をヒントに開発されたコメ作りを手助けするロボットがあり、その最新型が福島県浪江町で披露されました。気になるその性能は?
水田の中をすいすいと泳ぐのは、かわいらしいアイガモ・・・ではなく、ロボットです。

阿部真奈記者「田んぼの上を縦横無尽に動き回っているのは、アイガモロボットです。雑草の発生を抑えることで農家の負担軽減につながることが期待されています」
東北大学と東京のベンチャー企業が開発したもので、浪江町で最新型の試験が行われました。ロボットは、底の部分にローラー型のスクリューがついていて、泥を巻き上げることで水田の水をにごらせ、雑草が生えない環境を作ります。
さらに、表面には太陽光パネルが搭載されていて、自動運転できるため、農家の負担軽減も期待されています。

農家・半谷啓徳さん「ロボが動いている間は抑草効果を発揮しているので、除草機をかけなくて済んでいるので、ほかの作業ができるのが私が感じている一番の利点です」
ロボットの試験は6月下旬ごろまで行われ、早ければ来年にも実用化につなげたいとしています。農家では担い手不足や高齢化などが課題となる中、今後はこうしたロボットが活躍する場が広がりそうです。











