大雨や台風で浸水被害が起きた時に住民の足となる路線バスの被害を防ごうと、バスの避難訓練が9日郡山市で行われました。
水津邦治アナウンサー
「路線バスを雨の被害から防ぐため、これからより安全な場所に移動させる訓練が行われます。」
避難訓練が行われたのは、福島交通郡山支社にある路線バスです。福島交通郡山支社は低い土地にあるため、これまで度々、大雨の際に浸水被害が起きています。こうしたことから3年前に、保土谷化学工業と郡山市との間で路線バスの被災を防ごうと「バス車両退避に関する協定」を結びました。
9日は、郡山支社にある路線バス8台が、浸水被害が想定される道路を避けながら、近くの保土谷化学工業の郡山工場に避難していきました。訓練は毎年行っていますが、今年は、時間がかからない前進駐車で移動させました。
福島交通郡山支社 瀬谷賢次支社長
「以前はバックで駐車していて非常に時間がかかるそういうところを改善しながら迅速に車両を移動するそこが一番の目的です。」
福島交通では、大雨被害が想定される時になるべく多くのバスを避難させ、市民の交通手段を確保していきたいとしています。