暖冬で「1か月早い」目覚め
今年のクマは、いつもと傾向が違うと専門家は話します。野生動物の生態を研究を行う福島大学の望月翔太准教授によりますと、クマが冬眠から目覚めるのは、例年3月後半から4月ごろ、しかし今年は、暖冬の影響で1か月ほど早い2月末から確認されているそうです。そのため、いつもより早い出没にクマへの対策が間に合わないことが懸念されてます。

27日は、空き家に侵入しましたが、いま、林業や狩猟が減っていることで、人を怖がらないクマが増えています。また、冬眠から目覚めたばかりの個体は腹を空かせているため、クマのエサとなるものが保管されている場合、空き家や小屋でも、クマが入ってくることがあるそうです。
望月准教授は、これまで確認されなかった浜通りや都市部でも確認されていることから、クマ鈴の携帯やエサを屋外に放置しないなどの対策が必要だとしています。
また「親離れしたばかりの好奇心旺盛な子グマが7月、8月に出没する可能性があるため、夏は要注意」と指摘します。クマはこれから本格的に活動するため、注意が必要です。











