千円札は恩師へバトンタッチ!
新紙幣の発行を前に、福島県猪苗代町の「野口英世記念館」では、新たな顔となる北里柴三郎とのつながりを紹介する展示が始まっています。
県民にも長年親しまれた野口英世の千円札。当時の感想を“本人”に尋ねると…。
野口英世(ロボット)「1万円札かと思ったのに残念、なんてそれは冗談。千円札の方が、よく使われるし、科学者としては初めてお札に選ばれたわけだから、とても光栄だよ」
同じ細菌学者だった2人は師弟関係でもあり、野口がアメリカに渡る際には、北里が紹介状を書いたといいます。
野口英世記念館・八子弥寿男館長「渡米して15年ぶりに、世界の野口になって日本に帰ってきたんですね、その時に北里先生が野口の歓迎会を開いてくれた写真があります」
紙幣の刷新は、まさに弟子から恩師へのバトンタッチ。記念館では、今後も野口英世の功績を伝えていきたいと話します。
八子館長「実績は永久に残るわけですから、われわれはそれを誇りとして、後世まで、そのことを伝え続けていこうと思います」
記念館では、日銀に10番以内に印刷された新千円札の寄贈を依頼していて、今後、新旧紙幣を並べて展示していくということです。











