高齢者事故 ハード、ソフト両面で対策を

鏡石町では、21日と26日の2回に分けて緊急の対策工事を行います。

2月の事故は、駅前ロータリーの出口から暴走した車が侵入して起きました。このため、21日は駅前ロータリーが一方通行であることを強調するため、出口であることを示す白線の延長、そして出口から直進できないことを示す三角帯を交差点内に新たに設けました。

さらに、26日には「進入禁止」や「重大事故発生」などと書かれた看板を複数設置してドライバーに注意を呼びかけ、スピードを抑える効果のあるラバーポールを設置します。

今回の工事はあくまで緊急的なもので、町は4月以降、歩道のカラー舗装や車止め、またカーブミラーなど、さらに整備を進めることにしています。

高齢運転者や免許返納者に対しては、町は新たに自分の車に踏み間違い防止装置を購入した高齢者に対し、購入費用の2分の1を、上限2万円まで助成します。さらに、免許返納者に対してはタクシー券、または県内の公共交通で利用できる電子マネー「ノルカ」1万円分を支給していて、今回、翌年以降も5000円分を継続的に支給していくことが新たに決まったということです。

こうした動きは県内の他の市町村でも広がっていて、事故防止がることが期待されます。