仙台市によりますと23日午後6時半頃、青葉区の飲食店でマグロやヤリイカ、ブリなどの刺身の盛合わせを食べた30代の男性が腹痛と嘔吐の症状を訴えました。
男性が仙台市内の医療機関を受診したところ、胃から寄生虫のアニサキスが摘出されました。
提供されたすべての刺身は冷凍処理されておらず、仙台市ではこの刺身が原因の食中毒と断定し店に対し、30日の1日間生食用の魚介類の調理と提供を停止する処分を出しました。
男性は入院しておらず、快方に向かっているということです。
宮城県内でアニサキスによる食中毒は2024年に入り、これが初めてです。

アニサキスはイワシやサバなどの魚介類に寄生していて、仙台市は内臓の除去やマイナス20度で24時間以上冷凍するなど、食中毒の予防を徹底するよう呼びかけています。