原子力に100%の安全はない
1月13日、原子力規制員会の山中伸介委員長が女川原発を視察しました。

原子力規制委員会 山中伸介委員長:
「原子力に100%の安全はない」
また、住民の孤立に加えて原発事故が起きることも想定しこう言及しました。
原子力規制委員会 山中伸介委員長:
「屋内退避の有効性については考えは変わらないが、ただいつまでも屋内退避が“避難として有効”であるかについては考えなければならない」

29メートルの防潮堤整備や耐震工事など安全対策工事は大詰めを迎えています。
東北電力 樋口康二郎社長:
「工事については最終盤を迎えているところだが、我々としては安全の実効性の向上にむけてたゆまぬ努力をしていくことは当然」

「100%の安全」がない以上、万が一に備える、そして将来、原発をどうしていくのか。私たちも考え続ける必要があります。東北電力は、女川原発2号機の再稼働を予定していた今年5月頃から数カ月程度延期すると発表しています。