川や池などで溺れている人に遭遇した場合の救助法を知ってもらおうと、宮城県山元町内の小学校で13日、安全教室が開かれました。
この安全教室は、第二管区海上保安本部が開いたもので、山元町の山下第一小学校の全校児童およそ50人が参加しました。
機動救難士が川や池などで溺れる人を見かけた時、消防などが到着までの間、クーラーボックスや空のペットボトル、ランドセルなど浮力のあるものを、溺れた人に向かって投げ入れるよう指導しました。
また、児童は、ペットボトルにつかまった溺れる人を、紐で手繰り寄せる訓練を体験しました。
児童:
「浮くものを投げて助けたい」
「家に帰ったら大人におじいちゃんおばあちゃんや親戚に教えたい」
第二管区海上保安本部・榎木大輔上席機動救難士:
「助けが来るまでの間、浮いて待つまでの手助けになる」
県内では、去年17件の水難事故が発生しています。
海保では、「救助を待つ間、無理に水中に飛び込まず、浮力のあるものを投げ入れるなど、落ち着いて行動してほしい」と話しています。