老朽化や利用者の減少が課題となっている県営の相撲場について、宮城県は廃止する方針を示しました。一方、県第二総合運動場にある武道館は改修しエレベーターや空調設備を設ける方針です。
15日夜開かれた県の懇話会では、仙台市宮城野区にある宮城相撲場と太白区にある県第二総合運動場の施設の整備案が示されました。
案では、宮城相撲場について利用率の向上が見込めないとして、廃止のうえ解体するとしました。
一方、第二総合運動場内にある県武道館については、エレベーターや車いす利用者用の観客スペース、空調設備を設置する改修工事を行うとしました。

合宿所は廃止、クライミングウォールは結論が先送りされました。懇話会のメンバーから異論は出ませんでした。
県第二総合運動場等整備方針に関する懇話会 佐々木郁子座長:
「概ね利用者の実態に即した形の話にはなった感じはする。将来的に利用者ニーズが変わってくると思うのでそこも含め検討してほしい」

県は18日からパブリックコメントを行って県民から意見を募ったうえで、今年度中に最終案を取りまとめます。実際の改修工事などは来年度以降、行われる予定です。