宮城県内の企業にインドネシア人の採用を検討してもらおうと17日、仙台で経営者らを集めたフォーラムが開かれました。

フォーラムには、県内の介護業や建設業、水産業などの経営者らおよそ100人が参加しました。フォーラムでは、インドネシア人は勤勉で、日本語教育も普及しているといった採用のメリットなどが説明されました。

また、気仙沼市でインドネシア人の技能実習生ら6人を雇い、地域との交流を生み出す取り組みもしている企業が紹介されました。

参加者(介護業):
「日本人となじみやすいお国柄かなと。発語についても要望に近い。すごく有力な選択肢になっていくと思って、期待しています」
気仙沼市でインドネシア人を採用 菅原工業 菅原渉社長:
「インドネシアってこれから、すごい成長する国で、自国でお金を稼げるようになるのも時間の問題。(今後も実習生が来るよう)今のうちに多文化共生社会をつくってておきたい」

現在、県内で働くインドネシア人は1041人で、ベトナムやネパール、中国に続き4番目に多いということです。県は、今年7月にインドネシア政府と人材の受け入れに関する覚書を交わしていて、今後も積極的な受け入れを進めたいとしています。