クジラの生態を調べて保護や管理に役立てようと、北太平洋で行っていたクジラの調査が終わり、5日、調査船が宮城県の塩釜港に帰港しました。
塩釜港に帰港したのは、クジラの調査船「第二勇新丸」です。第二勇新丸は、ことし7月末に塩釜港を出港し、アメリカ・アラスカ州のアリューシャン列島付近で、70日間に渡って調査活動をしました。調査では、クジラの頭数を目視により確認したほか、DNA分析に使うクジラの表皮の採取などをしました。

その結果、乱獲により絶滅の危機にひんしているセミクジラが5頭見つかりました。また、今回は8種類330頭のクジラが確認されたということです。
東京海洋大学鯨類学研究室・村瀬弘人准教授:
「今回は、セミクジラというクジラの発見が珍しかった。これから得られたデータを使って、希少種の研究も進むことが期待できる」
この調査は、クジラの保護や個体数の管理を目的に日本とIWC=国際捕鯨委員会の共同で毎年実施しているもので、2019年に日本がIWCを脱退してからも継続しています。







