宮城県内のインフルエンザの感染者数は、前の週のおよそ1.8倍と調査開始以降、過去最多となり、県は全域に注意報を出して対策を呼びかけています。このインフルエンザの増加について、専門家は子どもを中心に増えている現状から、「今後、社会に広がる恐れがある」と指摘しています。
仙台市青葉区のかわむらこどもクリニックです。8月末から新型コロナに加えて、インフルエンザの患者も徐々に増えていて、14日は午前中だけで新型コロナが1人、インフルエンザが4人確認されました。
かわむらこどもクリニック 川村和久医師:
「コロナはどちらかというと高止まりの状況で、少し平行線になってきている。ところが、ここ1週間くらいで少しずつインフルエンザが出て、今週あたりは数が増えている」
川村医師は、仙台市内の小中学校でインフルエンザによる学級閉鎖・学年閉鎖が相次いでいる状況をふまえ、今後、社会全体に広がる前兆ではないかと指摘します。

かわむらこどもクリニック 川村和久医師:
「インフルエンザは、確実に子どもの集団から社会に、コロナは大人の世界で多くなっていったものが子どもの家庭や保育園に入ってくる。その辺の違いを考えると、今の状況は今後、社会にインフルエンザはかなり増えてくるのではないか」

一方で、この時期のインフルエンザの流行はいつピークを迎えるか予測するのは難しいと話します。
かわむらこどもクリニック 川村和久医師:
「もともとインフルエンザは、寒い季節で空気が乾燥すると広がりやすい。その場合は流行が始まってから少しずつ数が増えていきながら、ピークは1か月というのが一般的。ただ、この夏に流行しているのが従来と同じパターンをとるのかどうかというのは残念ながら今の段階で判断するのは難しい」

このクリニックでは、新型コロナやインフルエンザではない発熱の症状で受診する人も多く、今後、薬不足が懸念されるということです。
マスクの着用や手洗いなど、引き続き基本的な感染対策を怠らないようにすることが重要です。







