農家の高齢化に伴い生産の継続が危ぶまれていた幻のメロン「クールボジャメロン」宮城県岩沼市の新しい生産者が今年から栽培を受け継ぎ、いま収穫の最盛期を迎えています。

岩沼市押分のビニールハウスでは、16日午前6時から、クールボジャメロンの収穫作業が行われました。クールボジャメロンは、栽培が難しく国内では岩沼市と名取市でのみ生産されており「幻のメロン」とも言われています。大きさは直径12センチ前後で、表面は白くつるんとしています。甘みが強く、メロン特有のえぐみが少ないことが特徴です。1970年代から続けられてきたクールボジャメロンの生産は、農家の高齢化に伴い継続が危ぶまれていましたが、今年からは指導を受けた農事組合法人が受け継ぎました。
農事組合法人林ライス 田村孝彦代表理事:
「今年も糖度が14度くらいあり、おいしいメロンが出来ました。喜んでいます。すべてにおいて初めてだったのでその辺りが大変でした」

16日朝は、およそ600個のクールボジャメロンが収穫され、選別の後、箱詰め作業まで丁寧に行われました。今シーズン販売予定のクールボジャメロンは、すでに予約でいっぱいで受付を終了しています。法人では、来年、倍の生産を予定しているということです。







