今年3月の宮城県内の宿泊者数はのべ82万人で、去年の同じ時期より41.8%増えましたが、コロナ前と比べるとマイナスの状況が続いています。

東北運輸局によりますと、今年3月に県内に宿泊した人の数は、日本人が、のべ79万9830人、外国人が、のべ2万1680人で、合わせて82万1510人でした。去年の同じ時期と比べて41.8%増えています。

コロナ禍が落ち着き、国内の観光需要が回復してきたことと、水際対策の緩和などが増加の要因とみられます。

しかし、コロナ前の2019年の宿泊者数と比べると7.6%減となっていて、いまだ回復していません。

東北運輸局は、「東北の旅行業界は低迷気味で、今後は観光面の情報発信の強化が重要になる」と話しています。