出産や育児で仕事を辞めた女性の再就職を後押しする取り組みです。カウンセラーが常駐して希望に沿った職場を紹介する支援センターが仙台市内に開設されました。実際に女性を積極的に雇用している企業の現状を取材しました。
サムライアロハ 櫻井鉄矢社長:
「着られなくなった着物を回収していて、それがこちらになります」
古い着物からアロハシャツを作り販売している仙台市太白区の「サムライアロハ」。社長の櫻井鉄矢さんは、5年前にこの会社を設立しました。
サムライアロハ 櫻井鉄矢社長:
「岩沼市の沿岸部出身でうちの地域は待機児童が多いので、お母さんたちの内職にと着物からアロハシャツの事業を始めたのがきっかけ」

10人前後の女性が働いていて、裁断などを担当していますが、29日の作業場にその姿はありませんでした。理由は・・・。
サムライアロハ 櫻井鉄矢社長:
「お母さんたちの自由に出勤していいことにしていて、いつでも来ていつでも作って、自由にデザインもさせているので、働きやすい職場だと言われる」

29日出勤予定の女性は、子どもの世話のため休むことに。自宅で作業してもらうなど柔軟な働き方を徹底しています。
サムライアロハ 櫻井鉄矢社長:
「皆さま小さいお子様を抱えているので、インフルエンザで学級閉鎖になったり子どもが熱を出しても来られないとなっても、自由に来ていただいて自由に作ってもらう環境を大事にしている」
こうした中、出産や育児で仕事を辞めた女性に安定して働ける職場を紹介しようという支援センターが、JR仙台駅前に開設されました。「みやぎ女性のキャリア・リスタート支援センター」。常駐のカウンセラーが働き方や賃金、勤務時間などの希望を聞き取り、条件に合う企業との橋渡しをします。

県経済商工観光部 小嶋淳一副部長:
「(女性は)非正規雇用率が4割から5割ということで、男性と比べると3倍くらい高い。研修やセミナーも今後実施していきたい」
対象は、未成年の子どもがいる、就職や転職を希望する女性です。相談は予約制で、30日から始まります。

こちらは国が作成した女性の正規雇用の比率を、年代別に示したグラフです。20代の58.7%をピークに下がり始め、L字カーブと呼ばれています。宮城県は、支援センターの開設などを通してこうした比率の改善を目指したい考えです。







