家庭や学校に次ぐ第三の居場所を目指します。家庭環境や心身の問題で、孤立する子どもが放課後を過ごすことができる施設を作ろうと20日、岩沼市とNPO法人などが協定を結びました。

岩沼市と仙台市のNPO法人「アスイク」、それに日本財団が協定書を取り交わしました。
岩沼市内で、来年2月の開所を予定する施設はアスイクが運営し、家庭環境や心身の問題を抱え家庭や学校で、孤立している子どもが安心して過ごせるような第三の居場所を目指します。施設では、子どもが放課後を過ごし、学習や食事の支援のほか、正しい生活習慣を身につけるための指導を受けられます。

菊地啓夫岩沼市長「いま児童館、児童クラブがあるが、そこにもなじめない子どもがいる。まず孤立させないというところから、スタートさせようというのが今回の思い」

NPO法人アスイク・大橋雄介代表理事「自分のことを好きになってもらう、社会のことを好きになってもらうような場所にしていきたい」

施設の利用対象は、岩沼市内に住む主に小学校低学年の子どもで、定員は20人を予定しているということです。