東北大学(水工学) 田中仁総長特命教授  
「津波が入る状態を考えると(川には)抵抗や障害になるものがなく、上流に上がっていく」

東北大学 田中仁総長特命教授


こう話すのは、河川津波に詳しい東北大学の田中仁総長特命教授。

陸上自衛隊員のリポート
「川を遡上する津波が確認できます」

2011年東日本大震災 川を遡上する津波


川では、エネルギーを弱める障害物が少ないため、速度を落とすことなく想像以上に遠くまで津波が到達すると指摘します。

東北大学(水工学) 田中仁総長特命教授
「(川では)時速30キロから40キロであがるが、陸上は、速度が半分ぐらいに落ちてくる」

そして、猛スピードで遡上する津波は、思わぬ被害をもたらします。

東北大学(水工学) 田中仁総長特命教授
「陸地から直接あがってくる津波が来なくても、川からあふれる津波が住宅地に
押し寄せることがあるので注意が必要」

津波が川からあふれることも


気仙沼市本吉町の津谷地区も11年前、河川津波で大きな被害を受けました。
海からの津波は到達しませんでしたが、津谷川からあふれた波は、高さ3メートルに達しました。

気仙沼市本吉町 津谷地区


ミヤコーバス津谷営業所 菊田秀人所長
「ゴゴゴとすごい音がしたとおもったときに、2階を越す津波が一気にきた。
必死で逃げたと」

ミヤコーバス津谷営業所 菊田秀人所長


川から150メートルのバス営業所、当時、3台のバスが待機していました。

震災当時 バス3台が待機