4月、山菜と間違えて有毒植物「バイケイソウ」を食べた60代の男性が腹痛や吐き気などの症状を訴え入院していたことがわかりました。
宮城県によりますと、今月17日、60代の男性が加美町内で採った山菜をおひたしにして食べたところ、腹痛や吐き気などの症状を訴えました。男性は塩釜市内の病院に入院しましたが、その後症状は回復し、すでに退院しています。
県は、医師の診察結果から、男性が山菜の「ウルイ」と間違えて有毒植物の「バイケイソウ」を食べた可能性が高いと判断し、食中毒だと断定しました。

「バイケイソウ」と「ウルイ」は見分けがつきにくく、加熱しても毒は消えません。「バイケイソウ」を食べてしまうと、30分から1時間くらいで下痢や嘔吐、手足のしびれなどの症状が現れ、重症の場合は意識不明となり、死亡することもあります。

県は、食用の野草と確実に判断できない植物は採ったり食べたりしないよう注意を呼びかけています。