専門家「ぬい活は過酷な現代社会を生きるための知恵では」

なぜ、ぬい活が広がりを見せているのか。東北福祉大学で臨床心理学を専門に研究をしている三谷聖也教授に聞きました。

東北福祉大学 三谷聖也教授:
「自分自身の分身のような形でぬいぐるみを持ち歩いているのではないか、あくまで仮説ではありますけども、セルフコンパッションという心理学の用語がある。自分を大切にとか自分自身をいたわるといった気持ちがある。社会人になると自分を優しくすることに心理的なハードルがある」

三谷教授は、過酷な現代社会を生きるために人々が編み出した知恵なのではと話します。

三谷教授:
「分身に対して声をかけることによって自分自身にミラーのように跳ね返ってきて、その言葉が。自分自身が癒されるとか、そういったことがあるのではないか」

そして「ぬい活をする人を温かく見守ってほしい」といいます。

三谷教授:
「相手のことを大切にするのは、自分の価値観を押し付けるのではなく、その人が大切としているものを大切にすることが、相手のことを思いやる最大のメッセージだと思う」

「心のケア」としての側面もあるぬいぐるみ。「ぬい活」ブームの勢いは、まだまだ止まることはなさそうです。