仙台市の改善率が低い理由

今年4月に県が公表した結果をみると、県や大崎市、塩釜市、石巻市が管轄するブロック塀のうち、すぐに除却が必要なものの約9割がすでに工事を終えています。
一方で、仙台市の改善率は59%。なぜ仙台市の割合は低いのでしょうか。
仙台市建築指導課 目黒彰一課長
「そもそも県と仙台市で調査対象となっている箇所が違う。行政としての考え方、どれくらい補助金が投入できるのかという財政協議のなかでも議論があって、調査対象を決めたと思うが、仙台市としては幅広にやれた」

2019年に行われた調査で県や石巻市などは小学校から500メートル以内、いわゆる「スクールゾーン」かつ「通学路にあるもの」を対象としているのに対し、仙台市では「公道に面したブロック塀すべて」を対象としています。
この調査は2018年の大阪北部地震でブロック塀が倒壊した事故を受けて実施されましたが、仙台市では宮城県沖地震の発生の2年後にあたる1980年からすでに調査を始めていて、2003年からは対象を「公道に面した全てのブロック塀」としました。
安全管理の観点から、2019年も対象を狭めずに従来通りの基準で調査したため、県などの調査対象が1万240か所であるのに対し、仙台市の対象は全部で約4万3600か所とその数は4倍以上。調査の対象が多い分、改善率も低くなっているというのです。







