かつて、化粧品販売員として働いていた宮城県内の女性が、化粧品に含まれていたアスベストが原因で「中皮腫」を発症した可能性が高いとして労災認定された問題についてです。
女性の遺族を支援する団体の実態調査の要望に対し、化粧品メーカー側が「記録を確認できず調査はできない」などと回答していたことが分かりました。

労災認定されたのは、1974年から約3年間、資生堂の仙台駐在所で勤務していた県内の女性です。

2024年アスベストが原因の「悪性胸膜中皮腫(あくせいきょうまくちゅうひしゅ)」で死亡しました。

仙台労働基準監督署は、2025年に女性が当時扱っていた化粧品にアスベストが含まれていた可能性が高いとして労災認定しました。

これを受け、女性の遺族を支援する団体は、2026年4月、資生堂などに対し化粧品にアスベストが含まれていたかなどを調査するよう求めていました。

これに対し、資生堂は5月29日「当時の商品に使われていた原材料の記録を確認する方法がない」などとして、調査はできないと回答したということです。

支援団体は、今後、女性の遺族と対応を検討することにしています。







