建物の老朽化などに伴い建設が進められてきた宮城県大崎市役所の新しい本庁舎が完成し、10日、報道関係者に公開されました。地元産の木材を使った開放的な造りとなっています。

大崎市役所の新しい本庁舎は、現在の本庁舎の北側に建設されました。鉄骨造り地上5階建てで、延床面積はおよそ1万2000平方メートルあり、建設費およそ57億4000万円をかけ整備されました。庁舎内は鳴子温泉で育ったスギの木材が内装などに使われ、開放的な造りになっています。

また、教育委員会や議場など現在、他の庁舎に分散している機能を集約しました。

伊藤康志大崎市長:
「(分散していた)各部署が全て集中することになる。行政のスピード化、政策決定や市民サービスの向上につながる」

大崎市役所の新しい本庁舎では2月から、机や椅子などの備品の搬入作業が始まり、5月8日から業務が開始されます。