「想定外」なぜ病院まで津波が?
病院は、海からおよそ700メートルの場所にあります。しかし、震災前のハザードマップでは津波の浸水想定区域には指定されていませんでした。

病院の職員:
「津波が来るなんて誰も思っていないし、堤防ができて、堤防が津波を防ぐという考えがあったので…思いもよらない」
なぜ津波の浸水想定区域に指定されていなかったのか。津波工学が専門の東北大学・今村文彦教授は、震災前はマグニチュード8の地震で起きる津波を想定していたと話します。

東北大学 今村文彦教授:
「我々が想定していたのはM8ですので(震災の地震は)数十倍大きかった。その結果、津波の範囲も数倍になってしまった」
「想定外」だったという津波に対しても、病院では患者を2階以上に避難させ、職員と患者300人は無事でした。しかし、食事を提供するスタッフ2人が犠牲となりました。







