新型コロナの感染者数が高止まりする中、宮城県の医療調整本部は多忙を極めています。

調整本部は、現在は、1日に200人以上の入院先や宿泊療養先を振り分けていますが県内で受け入れ可能な病床はすでに9割近くが埋まっていて、入院の調整が難しくなっているといいます。

県新型コロナウイルス感染症医療調整本部 石井正副本部長:
「新規陽性者の希望通りに入院調整するのが難しくなっている状況。各診療機関においては、自施設、自院の新規陽性者に関してはなるべく自院で診てほしい」

県内でコロナ感染者を受け入れる医療機関の数は、現在34施設と当初より10施設以上増えていますが、追いついていません。

県新型コロナウイルス感染症医療調整本部 石井正副本部長:
「特に夜間は1日2施設輪番を組んでいるが、埋まってしまうと輪番ではない病院にもお願いしているので、非常に苦慮している」

調整本部は、県民に対しワクチン接種や基本的な感染症対策などをして「自分の身は自分で守ることを心がけてほしい」と呼びかけています。