仙台国際ホテルの改修工事を巡り仙台市内の業者がホテルの印鑑を偽造していたことなどが発覚した問題でホテル側が業者に対し、およそ5085万円の損害賠償を求める訴えを起こしました。

訴えを起こしたのは、仙台市青葉区の仙台国際ホテルです。訴えによりますと、去年4月から8月にかけて、仙台国際ホテルは市内の業者とスイートルームなどの改修工事の契約を締結し代金の一部、およそ3530万円を支払いました。

しかし、関係者によりますとこの業者は、別の工事を巡ってホテルの印鑑を偽造したうえ偽の契約書を作成、市内のデザイン会社と工事の契約を結び、着手金も支払わせていたことがわかりました。

このため、仙台国際ホテルは業者との契約を解除し、業者に支払った契約金の一部などおよそ5085万円の損害賠償を求める訴えを起こしました。

仙台国際ホテルはtbcの取材に対し「提訴中の案件に関してはコメントできない」としています。