仙台市内では江戸時代から続く正月の縁起物、「松川だるま」づくりが最盛期を迎えています。

創業190年の青葉区の「本郷だるま屋」では、仙台に古くから伝わる青いだるま「松川だるま」を作っています。

今は、正月用のだるまづくりの最盛期で、作業場では職人が、仕上げの絵付けの作業に追われています。

本郷だるま屋 10代目 本郷久孝さん(74):
「左右のバランスを考えながら絵付け作業をしています」

松川だるまは、今から190年ほど前の天保年間に仙台藩士、松川豊之進が作ったのが始まりとされ空と海を表現した青い色づけと四方八方を見守るために初めから両目が入っているのが特徴です。

本郷だるま屋 10代目 本郷久孝さん:
「ここ数年コロナで振り回されたので、来年こそは良い年でありますように、明るい年を迎えられるように願って描いています」

松川だるまは、正月に合わせておよそ5000個がつくられるということです。