介護や福祉について学ぶ出前授業が仙台の小学校で行われ児童たちが、専用のキットを使い高齢者のサポートを体験しました。

視界が狭くなるゴーグルや重りがついたバンドなど要介護者の生活を疑似体験できるキットです。

仙台市立南吉成小学校で行われた出前授業には5年生約100人が参加し、高齢者役の児童が、疑似体験キットを身に着けていきました。その後、2人1組となり、介助役の児童が声をかけながらサポートしました。

「段差ね、段差ね」

わずかな階段の上り下りでも転倒事故につながる危険があり、児童たちは介護の大切さを学んでいました。

児童:
「階段がのぼりにくかったし、ゆっくりしか歩けなかった」

児童:
「できるだけ歩きやすく支えてあげたいし、重い荷物とか持ってたら積極的に持ちに行きたい」

仙台市介護人材確保取組み実行委員会・齋藤環 副委員長:
「実際に介護といった部分にどういったお手伝いがあるのかを知っていただく機会をつくっていただければ」

11月28日は車いすも用意され児童たちが体験していました。この出前授業は福祉について学んでもらおうと仙台市と介護団体が毎年企画しています。