クマの目撃が続いていることを受け、宮城県大崎市は、緊急事態宣言を12月末まで延長することを決めました。
吉田祐幸・大崎市副市長:
「緊急事態宣言期間を12月まで延長することで決定させてもらう」

これは、11月27日夜の対策本部会議で決まったものです。
宮城県大崎市によりますと、市内でのクマの目撃件数は11月27日時点で398件に上り72頭が捕獲されています。

11月中旬以降、目撃情報は減っているものの、11月22日には隣接する宮城県栗原市で人身被害が発生していることなどを踏まえ、緊急事態宣言の期間を12月末まで延長することにしました。

吉田祐幸・大崎市副市長:
「住民の皆さんの不安は解消できない状況になっている。油断することなく対策を講じていきたい」

宮城県大崎市は、収穫が難しい柿の木の伐採や自宅の外に生ごみを置かないなど、引き続きクマ対策を呼びかけることにしています。