宮城県知事選挙を巡り名取市選挙管理員会が、投票所の運営に使う経費70万円あまりを紛失していたことがわかりました。

名取市選管によりますと、10月23日、職員が投票所の運営に使う公金160万円を会計課から受け取り33枚の封筒に振り分け、事務室にある鍵付きの棚に保管しました。

その後、投票日前日の26日、担当職員が棚を確認したところ、封筒15枚71万3100円分が無くなっていることに気付きました。紛失したのは、投票所の施設の借り上げや人件費などに充てる公金でした。

公金をしまっていた棚は、職員がいなくなる夜間などは施錠されていますが、通常、日中は鍵がかかっていない状態でした。

警察によりますと、名取市選管からの被害届を受け、現在、窃盗の疑いで捜査しているということです。名取市選管は「再発防止のため態勢強化を図る」などとコメントしています。








