10月に就任した東北農政局の新しい局長が就任会見を開き、農業の担い手不足解消やスマート農業技術の普及に力を入れたいと抱負を語りました。

10月1日付けで東北農政局長に就任したのは、東京都出身の永井春信(ながい・はるのぶ)氏(57)です。

永井局長は15日の就任会見で「東北は畜産や農業にとって重要な地域」と述べ、農業の担い手不足解消やスマート農業技術の普及に力を入れたいと抱負を語りました。

東北農政局・永井春信局長:「地域の農業の代行等を行う農業支援サービス事業体の推進を含め、地域の状況を踏まえながらスマート農業を推進していく。」

また、コメの予想収穫量が全国で63万4000トン増加する見込みであることに対し「十分な供給が確保される新たな段階に入った」と述べました。

永井局長は東京大学法学部を卒業後、1991年に農林水産省に入省し、林野庁の林政課長や農業者年金基金の理事などを務めてきました。