宮城県石巻市出身で、今年5月に結成されたお笑いコンビがいます。2人は29日、女川町の小学校でネタを披露し、児童と交流を深めました。

女川小学校で漫才を披露したのは、石巻市出身のお笑いコンビ、「石巻水族館」です。

ボケ役は「まんぼう」こと、こけし作家の林貴俊さん(51)。

ツッコミ役の「吉次(きちじ)さん」は、団体職員で芸人としても活動する山内千代文さん(48)です。

29日はクマに遭遇した場合の回避方法を伝授しました。

ネタのテーマ“飽きる”

「ガオー、ガオー」
「この前見た・・・ツキノワグマ見た見た・・・」

2人はともに石巻高校出身で先輩と後輩の間柄。地元にお笑い文化を根付かせたいと、林さんから声をかけて今年5月に結成しました。児童たちには大喜利に挑戦してもらいました。

ネタのテーマ“あなたは校長先生。学校のルールをひとつだけ変えるとしたら?”

児童:
「カラオケをする」

児童:
「校則をなくす」

児童:
「窓を割ってでも外に出ていい」

この学校では、魚などを飼育している水槽を「女川小水族館」と名づけていて、水族館つながりで「石巻水族館」の2人を招きました。

児童:
「初めてお笑い芸人を見たが普通の人のはずなのにおもしろかった」

児童:
「クマに注意するネタがすごくおもしろかった」

石巻水族館の2人は、「オファーがあればまた学校に出向きたい」と意欲を見せていました。