仙台市バスは昨年度、44ある全ての路線が赤字となりました。全路線での赤字は5年連続です。

仙台市交通局によりますと、昨年度の仙台市バス、全44路線の営業収入はおよそ61億2100万円、営業費用はおよそ100億1400万円で38億9300万円あまりの赤字となりました。全路線が赤字となるのは5年連続です。

1日あたりの乗車人数は前の年度より1862人増えましたが経費の高騰が影響し厳しい経営状況が続いています。

100円の収入を得るのにかかる費用=営業係数は、東黒松線が1006円、余目線が650円などとなっています。

仙台市交通局は今後、営業係数をバスの車内などに掲示し市民に利用を呼びかけることにしています。