今年6月から9月にかけて、宮城県気仙沼市に住む60代の男性がマッチングアプリで知り合った人物から投資を勧められ、およそ5100万円相当の暗号資産をだまし取られました。

被害にあったのは、気仙沼市に住む無職の60代男性です。警察によりますと、男性は今年6月にマッチングアプリで知り合い親しくなった人物からSNSのメッセージ機能を通し「儲けられる方法を教える」などと投資を勧められました。男性は、その人物の指示通りにアプリをインストールし、9月17日までの間に、およそ5100万円相当の暗号資産を複数回にわたり指定された口座に送金したということです。男性のアプリ上では、利益を示す表示が出ていたということです。

男性が9月18日に利益を現金化しようとしたところ、カスタマーサービスを名乗る人物から「引き出すためには税金がかかる」などと言われたため税金を納付しようと金融機関を訪れたところ職員に詐欺を指摘され被害に気づいたということです。
警察がSNS型ロマンス詐欺として捜査しています。