8月に行われた宮城県大郷町の町長選挙で、初当選を果たした石川良彦新町長(73)が8日、町役場に初登庁し「身の丈に合った財政運営や事業の見直し」を進める考えを示しました。

職員らに出迎えられ初登庁した大郷町の石川良彦町長。任期満了に伴う8月の町長選挙で、6選を目指した田中學氏をおよそ500票差で振り切り初当選しました。8日は幹部職員およそ50人を前に「町の身の丈にあった財政運営をして新しい町づくりに向かっていきたい」と述べました。

石川良彦大郷町長:
「本町の財政が厳しい状況、人口減少などもあるなか、各種のこれまでの事務事業について見直しを図っていきたい」

町長選で大きな争点となった町内の農地にサッカー場や宿泊施設を整備するスマートスポーツパーク構想について石川町長は、見直しを視野に入れ再検討を進めるとしています。

石川良彦大郷町長:
「事業主としっかり話をして精査して、企業の考えをまず聞かないとスタートできない」
また、石川町長は「執行者としての責任の重さを自覚しできることからやっていきたい」と述べました。