気象庁は27日、今年度=2025年度の冬から、これまで全国58か所の気象台で職員が目視で行ってきた「初霜」と「初氷」の観測を終了すると発表しました。
これまで気象庁は、農業や日常生活などに利用してもらうため、初めて霜が降りた日(初霜)、初めて氷が張った日(初氷)を職員の目視で観測し発表していました。
気象庁は「アメダスや気象レーダーなど最新の観測技術を活用してホームページに掲載する『推計気象分布』と呼ばれる気温などの観測データを拡充してきた。また、霜注意報や低温注意報といった情報の利用も進んでいて、目視による観測と発表を終了することにした」と説明しています。

「初霜」や「初氷」は毎年各地域で、冬の訪れを知らせる風物詩のような存在となっていましたが、今シーズンからは無くなります。一方、「初雪」の観測と発表はこれまで通り行われます。







