■「オートメーション化」で作業を管理

ICチップを読み込ませる顧客である病院から集めた洗濯前の制服。社員は1枚1枚取り出して小さな機械にかざしていきます。


実は制服には全てICチップが取り付けられていて、預かった時と納品する時に機械に読み込ませることで、工場への出入りが管理できます。数える手間を省くことでミスがなくなり、管理が正確になりました。


制服乾燥作業の現場でも、オートメーション化が進んでいました。「トンネル」という機械は、自動で乾燥ができてハンガーにかけたまま物が乾燥できます。洗濯を終えた制服をハンガーにかけると、トンネルを出てくる頃には、完成品に近い状態に仕上がるのです。


社員の中には中度の知的障害者もいますが、一般社員や先輩の指導を受けながらクリーニングの全ての工程で障害者社員が活躍しています。

障害者社員:
「(働き始めて)23年ぐらいになる。すごく楽しいと思う」
「難しいこともあるが頑張っている。(Q.これからもずっと働きたい?)そうですね、働きたいですね」


ここでは大半の障害者の社員が長く勤務し、平均勤続年数は14年に上ります。こうした社員のために、会社が提供しているのが「グループホーム」です。