4月から、のどの痛みや鼻詰まりなどいわゆる「普通の風邪」も感染症法上の位置づけが5類に指定されました。仙台市でも16日に初めて1週間の感染者数が公表され、前の週は1定点医療機関あたり65人以上の感染が確認されています。

厚生労働省は、流行の動向を把握するとともに未知の感染症の発生などに迅速に対応できるよう、4月7日からいわゆる「普通の風邪」の症状も含む「急性呼吸器感染症」を感染症法上の5類に指定し、定点医療機関での動向調査を始めました。

仙台市によりますと、4月13日までの1週間に市内26の定点医療機関で急性呼吸器感染症と診断された人は、1710人でした。1医療機関あたりでは65.77人です。

この急性呼吸器感染症の集計には、のどの痛みや鼻詰まりなどの軽い症状、いわゆる風邪に加え、インフルエンザや新型コロナ、ヘルパンギーナなどの感染者数も含まれます。

市は「これまでの統計がないので、今週の感染者数が多いか少ないかは分析できないが、まず1年間調査結果を蓄積し、前の年との比較をしていきたい」と話しています。