今回のヒーローは、成長著しい若きボランチ。ベガルタ仙台ミッドフィールダー工藤蒼生選手。

仙台市で生まれ育ち、小学生の頃からベガルタ一筋。昨シーズン、開幕からレギュラーの座を掴むも立ちはだかる壁が。ひたむきに努力を重ね、何度も困難を乗り越えてきたそのメンタリティーに迫ります。

ベガルタ仙台 工藤蒼生選手:
「小学4年生でベガルタ仙台に入って10何年ですかね。ベガルタ仙台は自分にとってなくてはならない、そういった存在ですね」

今シーズン、飛躍が期待されるプロ3年目、工藤蒼生選手。仙台市に生まれ小学4年生でベガルタのジュニアチームに入団すると、その後は下部組織で9年間プレー。関西のサッカー強豪校、阪南大学を経て、2023年、ベガルタで念願のプロ入りを果たしました。

そんなベガルタ生え抜きの工藤選手が少年時代、憧れていた選手は。

ベガルタ仙台 工藤蒼生選手:
「自分のポジションと同じ選手、富田晋伍さんとか、そういった選手を見て学んだりとか、憧れの存在だと思っていました」

富田晋伍さん。2005年のプロデビューから18年間ベガルタ一筋でプレー。キャプテンも務めたクラブのレジェンドです。身長169cmと小柄ながら高いボール奪取能力を持つ守備的なボランチとしてJリーグで通算438試合に出場しました。

同じくボランチとして高い危機察知能力で攻撃の芽を摘み取る工藤選手。激しいタックルでボールを刈り取るプレースタイルはまさに富田さんそのもの。子供のころは、富田さんのプレーをお手本にしていたといいます。

ベガルタ仙台 工藤蒼生選手:
「自分が守備が特徴になったのも晋伍さんのプレーを見てもっとこういう風に守備をしたら上手くなるのかなとかそういった部分があったので、そういうところでは勉強させてもらえたなと思っています」