■不法投棄に悩ませられていた!

鳥居を建てた吉野征雄さん:
「この街道沿いに2トン車1台くらいの一般ごみ、あるいは産廃ごみが捨てられていた。ごみを無くそうというのが建てた理由です」


そう、道路沿いの赤い小さな鳥居は、ごみのポイ捨てや不法投棄を無くそうと建てられたものだったのです。


鳥居を建てた吉野征雄さん:
「建てた途端に無くなった。本当にものすごい勢いで無くなっちゃった」


実は、吉野さん、大河原町の清掃会社「コーセイサービス」の会長です。コーセイサービスは大河原町と角田市に事業所を置き集積所のごみの回収などを行っています。

町内の農道沿いには以前からごみの不法投棄が多く、その量は年間およそ2トン。

吉野さんらはボランティアで清掃活動をしたり、監視カメラを設置したりして不法投棄を無くそうと取り組みましたが、後を絶たず頭を悩ませていました。

そんなときに思いついたのがこの小さな鳥居の設置だったのです。そのきっかけとは?