7日朝、仙台市泉区の公園に出没したクマは昼頃に捕獲されました。人や農作物への被害は確認されていません。

7日午前6時前から仙台市泉区高森2丁目の高森自然公園で、「散歩中にクマ1頭を見た」「クマが木に登っている」などと警察に通報が相次ぎました。

警察や県と市の職員らが駆けつけ、正午ごろに麻酔銃で捕獲されました。これまでのところ、人や農作物への被害は確認されていません。

仙台市泉区まちづくり推進部 高柳徹区民生活課長:
「足跡を追ってその後個体を確認できたので麻酔銃対応をした。この時期に(クマの出没)というのはあまりない。暖かい日が続いていたので目が覚めたのではないか」

市によりますと、捕獲したクマは体長およそ1メートル、体重が80キロほどの成獣とみられ、人里から離れた山奥に放すということです。

クマの生態に詳しい専門家も、捕獲されたクマは冬眠中に起きてきたのではないかと指摘します。