宮城県石巻市で、鉄道を撮影する写真家の男性がいます。男性は、中学生の時に引きこもりを経験していて、ようやく通い始めたフリースクールでかけられたある言葉がきっかけで、カメラマンを志すようになりました。自信を取り戻すきっかけとなったその言葉とは。

引きこもりを経験した写真家

鉄道写真家 武川健太さん:
「この万石浦の海と養殖のいかだも列車と絡めながら狙っていこうと思う」

鉄道写真家の武川健太さん(31)。1月11日、女川と仙台の間で特別運行されているJRの観光列車、「だてSATONO」の撮影で女川町にやってきました。

登米市の出身で、4年前から石巻市に住んでいます。鉄道を中心に撮影するプロのカメラマンで、JR東日本の広告撮影やCM映像の提供などを行っています。

実は武川さん。中学1年生の時に不登校と引きこもりを経験しました。

鉄道写真家 武川健太さん:
「(中学1年の)ゴールデンウイークぐらいに、それまで我慢していた感情がバキッと折れました。この時は本当に音がしたバキッと」