宮城県内の警察署長が一堂に会する会議が28日、県警本部で開かれました。県警本部長は、SNSなどで離合集散を繰り返す犯罪グループ通称「トクリュウ」の取り締まりに力を入れるよう指示しました。

今年初めて行われた県下警察署長会議には、県内25の警察署の署長や県警本部の部局長などおよそ50人が出席しました。

細田正本部長は訓示で、SNSで離合集散を繰り返す「匿名・流動型犯罪グループ」、いわゆる「トクリュウ」への対策を強化するよう指示しました。県内でも「トクリュウ」によるものとみられる犯罪は増加傾向にあります。

細田正県警本部長:
「県警察としても、『トクリュウ』対策を新たな重点目標とした。部下職員とともに英知を結集し、最大限の組織力を発揮してほしい」

また28日は、毎年1月に警察官の装備などを確認する「初点検」が行われました。警察手帳や警棒などに不備がないか点検を受けたおよそ140人の警察官は、今年一年の職務遂行に向けて決意を新たにしている様子でした。